市政の会代表コラム連載シリーズ 第六回


「もっともっと長いスパンで」

●民主主義と衆愚政治

今の段階では一番マシなシステムかなとは思いますが、もしもできるなら間接民主制をやめるべきだと思います。今の技術があれば簡単に出来ると思います。法案とかも議員が投票して通すというのもやめればいい。議員が投票して通すのをやめて、日本全体の有権者(1億562万2758人 ※2021年10月22日時点)が、ネットを使うなりなんなりして直接投票する、直接民主制になれば少しは変わるのではないでしょうか。実際に一般市民が決められるのですから。

王族制と民主制は対立したような構図ですが、今は一緒になってしまっている。
私が王族制をなぜ批判するかというと、自覚を持ったよい王様がいれば確かにその国が豊かになる場合はあります。そういう意味で王族制を賛美する人がいることは否定はしません。
ですが、どちらかと言うと人間ってクソだから、王族制が入ってから悪の王様が圧倒的に多いんですよ。何のあれもなく権力もへったくれもなく、バンバン◯◯されておわり。そういうのに貧民がいつも巻き込まれて終わりという事だらけですから。
一人の勝手な王族というクソ野郎どもの考えに従って全体が決められる方が、有害性が大きいと思います。だから民主主義のほうがマシという話になる。

ただし、民主主義は直ぐに衆愚政治になります。アホな民衆に合わせなければいけなくなる。それが代議員制度ですから、代わりの議員を選びますが、その時に綺麗事を言っていれば終わり、テレビで偉そうなことを言っていれば終わりという感じになるので、そうやってどんどん「騙したもの勝ちのシステム」にもなるのです。
王族制でもなかなか騙した者勝ちでずっと続けられません。王族制では王様クソだと思いながらも黙っているしかない。けれど、民衆は王様がクソだと思っている。
一方、衆愚政治や民主主義は詐欺師が勝つようなシステムになるため、それが民主主義の弱点だとよく言われています。ですから、どっちがいいのかと言われれば微妙ですが。


●民主主義と王族制を知る時の入門書「銀河英雄伝説」

銀河英雄伝説は私の愛読書です。銀河帝国という帝国と民主主義同盟が宇宙で戦っているという話。昔は小説でしたが、これは民主主義と王族制の良いところと悪いところが描かれていて、中高生が政治を勉強するのに最高です。
ストーリーがめちゃくちゃ長いです。アニメシリーズは今新しいものが出ています。古いアニメシリーズと小説は完結しています。古いアニメシリーズを観るといいです。

●上がり目から落ち目

数万年という感覚は一般人には全くないと思いますが、私はムー大陸とかアトランティスに例えています。ムーやアトランティスが本当にあったかは分かりません。一応今の科学ではないということになっていますし。ただ、そういう物語や文献が出てきていることには何か意味があるのかなと考えています。

そこまで行かなくても、地球上の歴史で言っても白人とか大陸系思想論者と、東洋やモンゴロイドの人々の思想や人種の対立は、歴史的にはずっと入れ替わり続いています。
よく大きな波で800年周期といますが、私はもう少し小さい波で見た方が良いと思っています。800年周期だと日本の戦国時代は世界で圧倒的に日本が強いのですが、それが出てきません。最後の800年の強国はモンゴルなどになり、それで大体説明されています。
それでいくとアジアやモンゴロイドが強い時期があり、それに対して今はグワーっと下がっている。そういう時期だということです。これが最底辺にくるのが大体2050年位かな、今はその手前位だと私は思っています。これは私の感覚です。
2050年復活をかけて、と本の帯に書いていますが、ここが底辺だとしたら2050年に日本が復活していかないと。私は復活しないと本当は思っていますが、ひっくり返してもらえたら嬉しいと期待を込めて書いています。

その2050年の頃になると本当に老人ばかりで、経済は崩壊していて、移民だらけ、犯罪だらけ、何もない、この国どこ?とそういう感じになっていると思います。
それは白人優性思想、キリスト教原理主義者的な優性思想は達成されるという感じです。それがいつからの思想なのかと言えば、分かりませんとしか言いようがないですけれども。
ただ、その思惑通りにも進まない筈なんですよね。自然の摂理で言えば。必ずまた下がったら上がる。

その頃もう私たちは生きていないでしょうね。上がり目から落ち目になった狭間の時代に生きている訳ですから。




市民がつくる政治の会 入会案内はこちらから