公示後の第一声 -後半-【衆議院選挙】

今日後半の最後についてはもう1つ、今新聞でも、そしてメディアアンケートでも聞かれたのですが、争点となっております「憲法改正」この改憲について、簡単ではありますがお話しさせていただきたい。これは今回、メディアのアンケートでも非常に項目が増えています。東京都事選の時には、そんなことは当然なかった。今改憲することが前提で、メディアはこの世の風潮というのを進めようという風にしています。

私の立場を明確に述べさせていただきますと、私は自民党の改憲草案も、そもそも権力者が憲法をいじるということについても反対です。アメリカの押しつけ憲法だという、そういう意見はあります。その気持ちは分かるんですが、今、この憲法を権力者がいじると、権力者に都合がいいだけの憲法になって、まるで戦前のような、軍国のイメージですか、そんな憲法の改正になってしまう。これについては明確に反対したい。
この自民党の改憲草案の中身を見れば分かりますけど、非常にひどい内容になっています。自分たちが作るとか、そういうことさえ私は考えません。これは国民がもっと全員で考えなくてはいけないだけの問題であり、誰かが変えたりとか、作ったりとか、そういう問題ではないんだということから、私は護憲的な立場を取っている人間であると明言したいと思います。

そして、この憲法改正だけではなく、緊急事態条項もそうですが、地方自治法の改正なども含めて、国民の権利を奪うような、そういう言論も全て奪うような、そんな法律改正が行われようとしています。既に閣議決定されているものもたくさんあるわけです。
今回、衆議院選挙は国政選挙ですから明確に問い直したい。

私はここについては強く反対を訴えたいんですが、もう1つその反対を訴える大きな理由があります。それが皆さんもなんとなく感じてるかもしれない、戦争や紛争の影が近づいてきている、その匂いが漂ってきているということなんですよ。

皆さんご存知ウクライナ・ロシアの戦争が長引いていて、日本はそのウクライナ紛争に対しても、多額の援助、お金のばら撒きをしている。まず日本にばらまくべきところを海外にばらまくことばかりしていますが、結局戦争の惨禍を拡大してるのと変わりはないことをやっている。軍事産業の支援みたいなことやってしまっているわけですよ。

日本に戦争なんて来るわけない、そんなことないですよ。自衛隊も元自衛隊の人もきな臭い匂いをプンプンと嗅ぎ付けています。危ないなという風にたくさんの関係者から声をいただきます。

そして、トランプ元大統領、今大統領選挙やっているトランプ大統領もこう明言しました。「これから3ヶ月が危ない。これからもっと大きな戦争になる可能性がある」と。「それは権力者の都合によって行われるかもしれない」と。「カマラ・ハリスが勝てば、戦争に誘導されるかもしれない」と、先日公的に発言したばかりです。元々一国の大統領、アメリカの元大統領ですよ。そういう人が言っていて、ニュースでもメディアアンケートでも尖閣の問題や台湾有事そして朝鮮半島有事、これらが起こる可能性があるということが報道され、質問もされるのです。これと、今の改憲していくという方向性はセットだということです。

これは誰が得するんでしょう。ずっと昔から戦争というのは、一部の権力者の都合によって起こされてきた。軍事産業もそうだし、王族や貴族とか支配者の我がまま、そういうもので戦争というのは起こされてきた。アメリカが戦争を起こす時でも「世界一の戦争屋」と言われているのがアメリカですからね。そうやって世界に喧嘩を売りまくってきたことを覚えてますか?イラクだって犯罪の証拠はなかったと後でちゃんと報道されたのに、あの戦争は正当化されたんですよ。それぐらい権力者の都合で戦争というのは起こされてきた。

そして、今回総裁になったのは石橋茂という人です。アーミーオタクですよ。防衛のドンです。そんな人が総理大臣になって、改憲で軍隊も全部正当化するということになって、改憲草案の中身には、国に逆らうようなデモは全部禁止だという風に書かれています。集会も禁止です。総理大臣は外国退役軍人でもなれるという風にも書かれています。要するに戦前に戻したいんです、イメージとしてはそういう中身になっています。皆さんぜひ改憲草案の中身を見ていただきたいんです。これらは全て連動してるんだと考える必要があります。今改憲してしまって、自民党が政権を取ってしまうと、アメリカの都合に引き込まれて、我々もやりたくもないような戦争や紛争に引き込まれてしまう可能性がある。

もう既に7月24日に在日米軍が、自衛隊の指揮を握るということは内定しています。これは発表されてますよ。自衛隊は自衛隊で独立して動けると思ったら大間違いです。そうじゃないんです。そんな風に決められると我々市民にとっては迷惑な話です。

私は別に自衛隊を否定してるわけではありません。左派系の政党の人は自衛隊の存在そのものを否定します。別に私はそれを否定してるわけじゃない。自衛隊は頑張ってもらえばいいと思う。災害復旧の時もそうですよ。もし戦争になって攻められてきたということになったら、自衛隊の人は頑張ってくれると思っています。

ただ我々国民が、本当の意味でやりたくない戦争に、権力者の都合に巻き込まれてることと、今の自衛隊の存在を認めるということは、別の問題なんだということを考えなくてはいけない。

今回の衆議院選挙の争点の1つは、私が言うまでもなく、改憲や緊急事態条項や戦争に誘導されていくことに対して、イエスというかノーというかという、その選択なんですよ。これはもう命の選択と同じになります。だから今回はチラシの5番目に、改憲、緊急事態条項、全体主義的な法律そして加えられませんでしたけど。書きにくいから加えられませんでしたが、この戦争に誘導されていく流れ、それに対して私は反対を訴えていきたい。

うつみさとる選挙ドットコム 
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