うつみさとるのショートスピーチ　「消費税とは何なのか？（前編）」

街頭演説の一部をご紹介しています

今、日本は生活が苦しいので、消費税を下げたらどうか？ということがテレビニュースで話題になっています。 消費税、本当は要らないと思うのですが。
そもそもなぜ我々の給料が上がらず、こんな苦しい状況になっているのか、まずはそこから考えなくてはならないです。
通行中の皆さんもそうだと思いますが、この30年間、我々の給与、会社員、サラリーマンやOLの方々の給料というのは、初任給からほとんど変わっていない。大体、初任給って20万前後でしょう？実は30年前もそうです。それが今も変わらない。
給料が上がっていない唯一の先進国。もっと言うと発展途上国であっても、初任給は2倍～4倍と上がっています。東南アジアでも今や時給2,000～3,000円など当たり前です。それぐらい経済的に伸びている中で、唯一日本だけが経済的に縮小させられていると。G７で唯一衰退してる国だとまで言われています。なぜここまでになってしまったのか、ということを考えなくてはなりません。
それは一言で言えば、日本や日本人のための政治が行われておらず、多国籍企業や外国人を中心に我々の税金が流れてしまっているからだ、ということになりますが、その象徴が「消費税」ではないかと思うのです。

消費税とはどんな税金か？一般的に言えば、何かを買えば10%税金がかかるわけですよね。これが必要だ、どんどん増税しなくては、と財務省は言っています。なぜか？国家予算が足りないと。そして国がたくさん借金を背負っているので、それを整え正すためには、増税するしかない。プライマリーバランス、そんな言葉の名の元に増税しなくてはならないとのことですが、そもそも国が1,000兆円近く借金を背負っているんだと。しかしこれは、国の借金であり国民の借金ではありません。むしろ国民側が貸している状態なのです。だからそれを国民が払ってあげる、という必要はないわけです。彼らが失策しているだけなので。でも、国と国民は一蓮托生じゃないか、という人もいると思います。

では、他のことにも目を向けてみましょう 。この国は借金だらけだと言われておりますが、実はこの国の対外純資産はものすごく多いのです。つまり日本国は外国にいっぱいお金を持っている。そして国債もたくさん持っている。借金以上にお金があるので、日本は増税なんかしなくても大丈夫なんです。 そのことは財務省の資料でも触れています。これは私1人が言っているわけではなく、国会でも普通に答弁されている話です。それでも、僕らは増税されてしまう。そうなるよう主導してるのが、ご存知、財務省なのです。

だから、財務省なんかもう要らない。財務省、解体しろ！という運動まで起こった。テレビニュースで報道され、話題になりましたよね。増税ばかりされて、生活がどんどん苦しくなり、そしてその増税されたお金は返ってこない。サービスもロクに受けることができないということになっている。

しかしそれは、国民が本当に政治や税金に興味がないからだと思います。この国の人々はそれらに無関心なので、増税でいくらでもむしり取れると思われている。だから更に我々は増税されるという状況となっています。

（後編に続く）
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