晩秋のオススメレシピ


さつまいも・・甘いことから甘藷(かんしょ)とも呼ばれています。食物繊維とビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンCの含有量は柑橘類に匹敵するほどで、冬場のビタミンC補給源となります。免疫力を高めたり、お肌の健康に欠かせないビタミンCは本来熱で壊れやすいのですが、さつまいもの場合は熱に強い特徴があります。

 

さつまいものサラダ


さつまいもの甘みとりんごの酸味が好相性です。お好みでナッツ類やクルミ、レーズンなどを加えても美味しく召し上がれます。さつまいもの加熱は蒸し器の利用が一番栄養損失が少なく、甘みが増して美味しい仕上がりになります。

 

<材料>作りやすい量

・さつまいも…1〜2本(約300g)

・りんご…1/4個(約50g)

・塩…適宜

[ドレッシング]材料を混ぜ合わせて作ります

・油…大さじ2

・酢…大さじ1

・塩…ひとつまみ

・にんにくのすりおろし…少々

 

<作り方>

1 さつまいもは2cm角に切って、水に3分ほどさらします。りんごは3mm幅のいちょう切りにして塩水をくぐらせ色止めをしておきます。
2 蒸気の上がった蒸し器でさつまいもを10分ほど蒸します。
3 さつまいもが蒸しあがったら熱いうちにドレッシングを混ぜ、そこにリンゴを加えてざっくりと混ぜ、塩で味をととのえます。

 

さつまいものオイルサーディンガーリックオイル


オイルサーディンのガーリックオイルが効いておつまみになる甘じょっぱいさつまいもレシピです。さつまいもの中のビタミンEは脂溶性ビタミンですから油と一緒に摂ることで吸収率が格段に上がります。また、オイルサーディンの魚油は現代人に不足しがちなオメガ3系のオイルですので、ビタミンEと一緒に摂取することで酸化を防ぎ、効率よく摂取できます。

 

<材料>作りやすい量

・さつまいも…1本(約200g)

・にんにく…1かけ(約6g)

・オイルサーディン…1〜2枚

・オリーブ油…適量

・バター…5g

・塩…小さじ1/3

・こしょう…適量


<作り方>

1 さつまいもを蒸気の上がった蒸し器で蒸します(目安約40分)。
2 竹串がスッと通る程度に火が通ったら、1cmにスライスします。
3 にんにくをみじん切り、オイルサーディンもみじん切りにして合わせ、浸る程度のオリーブ油としを加えて混ぜ合わせておきます。
4 フライパンにオリーブ油を熱し、弱火で安納芋を両面にほんのりと焼き色をつけます。
5 焼き色がついたら、フライパンにバターと③を入れて全体にさっと絡めます。
6 仕上げにこしょうをふりかけて出来上がりです。

 

★今月のmemo★

カラッと澄んだ空気に変わってきたことを感じませんか。1日の寒暖差が開き、朝晩はブランケットが欲しくなります。野外での活動は気持ちの良い気候の到来です。畑では秋の恵みや収穫の最盛期を迎えます。気づけば日没が早くなりました。どんどん秋のが深まっていきますね。今月は日本で馴染みの深い「さつまいも」のレシピをご紹介しました。お芋掘りでたくさん集まってしまった「さつまいも」のバリエーションレシピです。普段使いのサツマイモサラダと、甘いだけのイメージだったさつまいもがおつまみに変身!ぜひお試しください。

 

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しいなゆきこ(栄養士、食生活アドバイザー、フードコーディネーター、料理研究家、ガス設備士、ガス器具アドバイザー

小学校の家庭科に「生きる知恵」を見出して以来、衣食住を常に追求し、現在では“人生を豊かにする栄養士”として活動するかたわら、義父母の在宅介護に奮闘中。 毎日の家庭料理が未来の自分のカラダと人生をつくります。自分自身や大切な人・家族のために、人生を豊かにする家庭料理と暮らし方を提案しています。味噌仕込み教室や季節のおうち仕事のワークショップは大人気。

◉活動内容:メニュー開発、レシピ配信・監修、講師、暮らしのワークショップ、ガス工事、ガス器具アドバーザー