【スタッフコラム】 戦争について
【戦争について】
なぜ、戦争はいけないのか?
なぜ、戦争はいけないと思いますか?
なぜ、平和でいたいのでしょうか?
この問いに自分に意見を明確に答えられる人は今の日本にどのくらいいるのでしょうか?
戦争がいけない理由を、作家田中芳樹氏が作中で下記のように述べています。
以下引用
「未来をになう少年たちを戦争の犠牲にするような社会。そんな社会に未来があるのでしょうか。そんな社会が正常だと言えるのでしょうか。私たちは狂気の夢から覚めて、今何が最もすぐれて現実的であるのか問わなければなりません。
その答えは・・・平和です。」
「良い人間、立派な人間が無意味に殺されていく。それが戦争であり、テロリズムであるんだ。戦争やテロの罪悪は結局そこにつきるんだよ」
引用終わり
良い人間、立派な人間が無意味に殺される、しかもそれは未来を担う若者である。という点であり、そんな社会がまともではない。と思うからです。想像してください。あなたの子どもが戦場に行けと言われて、なんの恨みのない人、会った事のない人と殺し合いをさせる。あなたの子どもが国を守るためにという大義名分で戦場に連れて行かれ、同じように連れてこられた子ども同士で殺し合いをさせるのです。これが戦争の悲劇であり、そんな社会情勢は決して許されるべき状態ではありませんし、そんな社会を私たちは創ってはいけません。だからこそ、平和を私たちは求めるのではないでしょうか?
無駄に人が死んでいくような社会情勢にしないために私たち市民が平和を維持し、それを次の世代に渡していくときに、なぜ、平和がいいのか?戦争がいけないのか?を伝えなければ平和など維持をすることは困難であると思うのです。市民が何もしなくても政治家が平和を維持してくれることなどありません。
市民が何もしないから、市民が政治に無関心であるからこそ平和など維持はできません。戦争体験をした世代が少なくなってきている今だからこそ、戦争を知らなくても、私たちは歴史を振り返ることで戦争がどれほど市民の犠牲を必要としているかを知ることができます。戦争がどれほど愚かな行為なのかを知ることができそれを伝える術を持っています。
なぜ平和がいいのか?なぜ戦争がダメなのか?を、このコラムを読みましたらぜひ親子で話してみてはいかがでしょうか?
そこから平和が始まるのだと思います。
大森裕介