初冬のオススメレシピ

初冬のオススメレシピ

しいなゆきこ

鮭・・日本の食卓に欠かせない魚のひとつ。鮭の身はきれいなピンク色をしているので、赤身魚のように見えますが実は白身魚に分類されます。ピンク色のもとになっているのは「アスタキサンチン」という成分で、鮭がエサとして食べるプランクトンやえびなどにアスタキサンチンが含まれているため体内に蓄積されて身がピンク色になっているのです。ちなみに、いくらが赤い色をしているのもアスタキサンチンが含まれているためです。鮭はビタミンB群がすべて揃い、抗酸化力のあるアスタキサンチンや魚油であるDHA・EPAなども豊富に含まれています。感染症予防に効果があるという研究結果あるビタミンDも豊富に含まれています。

 

いくらの醤油漬け

店頭に真っ赤な鮭の卵、生筋子を見つけたら是非いくらの醤油漬けを作ってみてください。実はとても簡単なのです。しかも、自家製ダレなので無添加で安心ですよ!自家製の方が割安です。

<材料>作りやすい量

・生筋子…200g

[つけ汁]材料を混ぜ合わせて作ります

・醤油…大さじ1

・酒…大さじ1

・みりん…大さじ1

<作り方>

  1. 生筋子を食塩水(分量外:水400mlに塩小さじ1)でさっと洗い、汚れをとります。
  2. 人肌程度のぬるま湯に入れて、指の腹を使ってやさしくつぶさないように薄皮から卵をほぐしていきます。
  3. 卵がほぐれたら、冷水を流しながら丁寧に薄皮を取り除きます。
  4. 卵をザルにあげて、水気をしっかり切りましょう。
  5. 鍋に醤油、酒、みりんを入れて混ぜたら一度火にかけてアルコールを飛ばし、火を止めて冷ましておきます。
  6. つけ汁が冷めたら、ほぐした卵を漬けて蓋(またはラップ)をして半日~1日冷蔵庫でねかせれば出来上がりです。

 

はらこめし~南東北地方の郷土料理~

「はらこめし」は宮城県の郷土料理です。秋から冬にかけて水揚げされる秋鮭の身といくらをたっぷりと使った伝統料理。あの伊達政宗公も絶賛したという「はらこめし」を是非ご家庭で!

<材料>4人分

・米…2合

・生鮭…4切

・いくら醤油漬け…適量

・昆布…10cm程度

・酒…大さじ1

・塩…小さじ1

・醤油…小さじ1

<作り方>

  1. 米を洗い、15分浸水させた後、ザルにあげておきます。
  2. 鍋に水2カップと昆布を入れて火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出し、鮭を入れます。
  3. 弱火で5分にて、鮭に火が通ったら取り出しておきます。
  4. 煮汁に酒、塩、醤油を加えて一煮立ちさせたら火を止めて、常温まで冷まします。
  5. 炊飯器(直火炊きの場合は鍋)に米と冷ました煮汁を入れて、通常通り炊きます。
  6. 炊き上がったら、下ゆでした鮭を乗せて10蒸らしましょう(鮭の味がしみます)。
  7. 食べる前に鮭を取り出し、器にご飯を盛り付けてから、その上に鮭といくらをのせます。

★今月のmemo★

秋の土用があけると初冬、全国的に紅葉の季節の到来です。冬は「振ゆる」季節です。人間の身体が寒さを感じてふるえて縮こまるように、秋を越えてきた植物は動きを止めたかのように見える季節です。動きを止めることでエネルギーを逃すことなく内に閉じ込めます。外面は動きを感じなくても、内面では生命力を蓄えながらやがて来る春夏のために身体の芯を固め、骨を作る時期が振ゆる「冬」です。空気が乾き、朝晩の寒暖差も大きくなり、喉や粘膜を痛めがちです。ビタミンDやβカロチンを含むものを食べるようにしましょう。

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しいなゆきこ(栄養士、食生活アドバイザー、フードコーディネーター、料理研究家、ガス設備士、ガス器具アドバイザー)

小学校の家庭科に「生きる知恵」を見出して以来、衣食住を常に追求し、現在では、“人生を豊かにする栄養士”として活動するかたわら、義父母の在宅介護に奮闘中。 毎日の家庭料理が未来の自分のカラダと人生をつくります。自分自身や大切な人・家族のために、人生を豊かにする家庭料理と暮らし方を提案しています。味噌仕込み教室や季節のおうち仕事のワークショップは大人気。

◉活動内容:メニュー開発、レシピ配信・監修、講師、暮らしのワークショップ、ガス工事、ガス器具アドバーザー

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