晩冬のオススメレシピ
晩冬のオススメレシピ
しいなゆきこ
七草・・804(延暦23)年に奉納された「皇大神宮官儀帳(こうたいじんぐうぎしきちょう)」には、1月7日の朝にまだ若菜である春の七草を入れた粥(かゆ)を食べると体の中の邪気を払えるという記載があります。春の七草は、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろをいいます。
小豆・・豆は腎臓の形によく似ています。昔から臓器と似た形をした食べ物は、その臓器を助けると言います。中でも小豆は利尿作用があり、腎臓に良いとされています。
◆七草ごはん
お粥はちょっと・・という方には七草ごはんはいかがでしょうか。水の量を多めにして炊けば、ごはんとお粥のいいとこ取りに!おかゆではないので、お弁当やおむすびにもできます。
<材料>作りやすい量
・米(または分づき米)…2合
・塩麹…大さじ1(塩でも代用できます)
・スズナ、スズシロ…適量(カブと大根)
・七草の菜…適量(手に入らない場合には青菜で代用)
<作り方>
◆小豆と酒粕の甘酒ぜんざい
甘酒のやさしい甘みと酒粕効果で体がすみずみまで温まります。小豆の煮汁はデトックス効果があります。体の中からキレイに!1月は酒粕の美味しい時期です。(※酒粕が苦手な場合はなくても美味しく召し上がれます)
<材料>
・小豆…100g
・水…200ml
・甘酒…200ml
・酒粕ペースト…大さじ1〜(お好みで)※酒粕を同量の水で溶いたもの
・塩…ひとつまみ
・餅または白玉
<作り方>
★今月のmemo★
晩冬は二十四節気の小寒、大寒にあたり一年の中で寒さのそこに当たる時期です。地域によっては白銀の世界になり静寂の時間が流れます。「腎」が最も活動するのがまさにこの寒い冬の季節で、冬に一年分のエネルギーを蓄えます。しかし「腎」は冷えに弱い臓器でもあるので「腎」を助ける食べ物を取るように心がけましょう。
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しいなゆきこ(栄養士、食生活アドバイザー、フードコーディネーター、料理研究家、ガス設備士、ガス器具アドバイザー)
小学校の家庭科に「生きる知恵」を見出して以来、衣食住を常に追求し、現在では、“人生を豊かにする栄養士”として活動するかたわら、義父母の在宅介護に奮闘中。 毎日の家庭料理が未来の自分のカラダと人生をつくります。自分自身や大切な人・家族のために、人生を豊かにする家庭料理と暮らし方を提案しています。味噌仕込み教室や季節のおうち仕事のワークショップは大人気。
◉活動内容:メニュー開発、レシピ配信・監修、講師、暮らしのワークショップ、ガス工事、ガス器具アドバーザー