うつみさとるのショートスピーチ「憲法の問題」

街頭演説の一部をご紹介しています

憲法の問題、私は別に憲法学者ではないのですが、与党は憲法改正が悲願なんですよね。アメリカの押し付け憲法だからと言うわけですよ。言っている事の半分は分かります。しかし、アメリカが全て作ったわけではないんです。
皆さんもご存知のように、戦前の日本は、公安や憲兵によるいわゆる弾圧があり、自由がどんどん束縛されて、軍国主義の流れを作ってしまった。それでその戦争も、右翼の世界観 の中でただひたすら美化されているということになっているわけですが、 それに対抗して自公政権は、憲法改正草案を作ったのですが、この中身がとにかくひどい。
一言でいうと、国民は奴隷であり弾圧する、という内容になっています。9条がどうとかそういう話ではないのです 。

そして重要なことは、これは自民党や公明党だけではなく他の 野党も、日本人や日本がなぜここまで 追い詰められてるのかということには、何も触れない。
国民民主党は103万円の壁で注目を集めましたが、あれなどは本当に小さなテーマです。お小遣いで国民を釣っているような、そういう政策です。そんな政党が、テレビに 煽られて人気が出ているわけです。
そしてやはり改憲中心の考え方を持っている維新もそう、そして立憲民主党など、憲法と名前がついてるのに「論憲」しましょうと盛んに言っていますが、改憲の考え方がベースになっている。また、少数政党である日本保守党や参政党は憲法を作ると言っているわけですが、基本の考え方は変わらない。アメリカ憲法からの脱却とのことですが、自分たちが憲法を作る際に、戦前の憲法を参考にするとのことなので、いったいどのようになるのか。 それが本当に愛国と言えるのでしょうか。愛国と言っている人々は、国を大事にするということをネタにしながら、人を引っかけるようなモデルとなっており、戦前回帰の思想しかないです。

軍隊を強くしても本当に国を守れるんですかね。中国は怖いというのは分かります。私もそう思うから。半分は分かりますよ 。ですが、ちょっと軍隊を強くしたり、憲法を変えて軍隊を持てるようなったりしたからと言って、本当に国が守れますか?
これは食料自給率でさえそうではない。今、米の話がありますが、米の値段調整や普及もちゃんとできず、そもそも食料なんてほぼ輸入に頼っているような国なので、何か有事があったら、尚更どうしようもなくなりますよ。それで守れるんですかね?

そして、日本政府はNTTの法律も変え、NTTを外国に売ると言っております。普通に言っています。 株式全部売るんだから。1/3以上の株を売れるんですよ。ということは、情報インフラが海外の投資家やファンドの持ち物になるということです。戦争でも何でもそう。有事の時もそうですが、情報がしっかりしていないと戦争に勝つ負けると言っても、勝ちようがないですよね。つまり、この国は与党も野党もそうですけど、国を守る気がない。単に愛国というのをネタにしたいだけで、そのために憲法を改正するという流れを作っているので、僕は非常にこれを危惧しています。我々の最低限の自由が奪われるんです。今回の憲法改憲草案の中身で言うところの、97条が割愛されています。そこは基本的人権の条項のところですよ。それがなくなっていますから。それぐらい我々の権利を抑圧していきたいんだと。我々の人権や最低限のものが今、奪われるようとしている状況。これを与党も野党も一体となって行っているということ。だから、憲法のことは難しいのですが、皆さんにぜひ興味を持ってもらいたいと思っている次第です。

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