仲冬のオススメレシピ

仲冬のオススメレシピ
​しいなゆきこ

カニ・・・冬の味覚として知られているカニですが、「三大ガニ」として有名なのは、タラバガニ、ズワイガニ、毛ガニです。カニは低カロリーで高タンパク質として知られており、タウリンをはじめ、アルギニン、ナイアシン、カルシウム、抗酸化力の強いアスタキサンチンなどを含みます。今月は、冬の味覚「カニ」の捌き方と炊き込みご飯をご紹介します。

(浜茹でしてある)カニの捌き方(解体画像はズワイガニです)

1 まず軽く水洗いをします。

2 カニをお尻の方から持ち、キッチンバサミで脚と爪の付け根の関節部分にハサミを入れて切り落とします。(お尻の方から持つと手が痛くないです)

3 胴体のお尻の部分にある前かけ(三角の部分です)に親指をかけて外します。

4 前かけを外すと甲羅が簡単に外せます。カニ味噌をこぼさないように甲羅を下にして外しましょう。

5 胴体側に残っているカニ味噌を甲羅に移しておきます。

6 胴体側についているエラ(柔らかくてビラビラとした部分)を取り外します。

7 胴体をハサミで半分に切り分け、さらに食べやすくするために上下に切り分けます。

8 次に脚を捌きます。関節部分にハサミを入れて小分けにしておきましょう。

9 脚の白い部分を取り除くように1本ずつハサミを入れます。

10 爪はハサミでぐるっと一周切り込みの溝を入れ、爪の身が出るように殻を外します。

11 皿に盛り付けます。

12 甲羅焼きも美味しいですね。

翌日、余った身や甲羅をつかって・・
カニ雑炊も美味しいですが、余った身を炊き込みご飯にしてお弁当やおむすびにもどうぞ♪

【カニ出汁感じる炊き込みご飯】
<材料>
・米…2合
・ほぐしたカニの身…適量
・甲羅
・酒…大さじ1
・醤油…大さじ1
・塩…適宜
・水

<作り方>
1 米を洗い、浸水させておきます。
2 鍋(釜)に米と水と調味料とカニの身を入れ、甲羅も一緒に入れて炊飯します。(甲羅から出汁が出ます)

★今月のmemo★
霜柱が立ち、大根やほうれん草は寒さで甘みが増します。牡蠣、蟹、フグ、鮟鱇、鰤、鱈などが食べ頃を迎えます。寒い日には暖かい鍋を家族で囲むのもいいですね。冬至を過ぎると、年越しや正月を迎える準備で世話しなくなる時期です。空気が乾き、寒さも厳しくなり、喉や粘膜を痛めがちです。ビタミンDやβカロチンを含むものを食べるようにしましょう。