左翼と右翼の本質を理解する ③

これからどんどん街頭演説が増えます!
もう一つ、日本の左翼や共産主義者を語るときによく出てくるのが、左翼=大陸や半島の人であり、左翼=日本を本当は繁栄させたくない思想者の群れというやつです。より具体的にいえば、在日外国人をルーツに持っていたり、中国のシンパだったり、韓国のシンパだったりするということです。

逆に右翼というのは国粋主義になりますから、日本万歳、反中・反韓思想になりやすいです。

左翼と右翼は対立するのが当然ですが、エセ右翼に日本人がハマりやすい土壌ともなっています。

例えば左翼の反原発思想。これは、環境や健康のためではなく、核爆弾(原発が稼働しているとすぐに作れる)を作らせないようにする政治的意図があるとして、右翼は左翼を批判するのです。いずれにせよ、戦後、GHQによってアメリカの犬である自民党がエセ保守政党として作られたのと同じように、日本の共産党系も実はGHQが作ったものなのです。

国家主義・軍事技術・天皇制や貴族制の解体、民主主義・科学精神の導入をするに当たって、当時、GHQと共産党の利害は一致していました。また、国民が右翼に傾倒するか、左翼に傾倒するかを選んでいる限りは、支配者が最も得をするということを知っていたからです。つまり右翼思想も、左翼思想も、同じ手のひらの上のサルなのです。

1946年1月には民主主義科学の樹立を目指す「民主主義科学者協会」が共産党の影響下で設立されました。その設立大会では、GHQのW・ヒックスが祝辞を、また日本共産党の活動家で獄中不転向の宮本顕治が来賓あいさつを述べています。

現在の国会を見てもわかりますが、与党も、野党も、みな同族であり、裏では結託して日本を解体するために動いている、と気づいている人はほとんどいません。

重要なのはやはり中国の存在です。
左翼は直接的な中国シンパですし、エセ右翼政党のなかに媚中派と呼ばれる存在が多いため、この二大政治思想から政治家を選んでいる限り、何一つ改善されることはありません。

これは実はアメリカも同じです。
アメリカに二大政党制を導入したのは、市民国民の思想を安直にすることと、双方を支配者がコントロールすることによって、市民をコントロールする意図や支配者の姿を隠す意図が含まれています。もちろんド素人は、二大政党制のスバラしさを語りがちですが。

例えば、グローバル資本家によって推し進められている昆虫食を推進する「フードテック議員連盟」に名を連ねる超党派議員は、自民党が16名、立憲民主党が14名、国民民主党が4名、日本維新の会が2名です。これ以外でも、さまざまなテーマを見ていると一番優先されているのは、多国籍企業への追随や日本を支配・解体したい国への追随です。日本のためを考える政治家というのはただの一人もいません。

日本の政党や政治家はテレビでケンカしたふりをしていますが、これは世にいう出来レースであり、右も左も総まとめで仲良く同じ方向を向いていることを理解しないと、日本の希望と絶望を語ることはできないのです。(完)

うつみさとる選挙ドットコム 
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