【スタッフコラム】すべてを鵜呑みにするのではなく、自分自身の頭でその適切性について考える
忘年会/新年会のシーズンになりましたね(注:本稿は12月末に作成)。
私もいくつか参加を検討しているところですが、12月末現在そのうち4箇所から、企業団体が新年会へ参加するためには“ワクチンパスポート”の提示、もしくは“抗体検査”または“PCR検査”の結果の提示が必須である旨の案内を受けております。
12月17日現在のコロナウイルス感染による重症者数の人口に対する割合はたった0.00002%なのですが、新聞、テレビの報道しか見ない人たちには、上記の対応がいかに不毛であるかが理解できないのかもしれません。
法務省がウェブページで「新型コロナウイルス感染症及びワクチンの接種に関連した誤解や偏見に基づく不当な差別は許されません。公的機関の提供する正確な情報を入手し,冷静な行動に努めましょう。」(1)と呼びかけている一方で、日本政府は12月20日から新型コロナウイルスのワクチンを接種したことをスマートフォンで証明する専用アプリの運用を開始しました。再び緊急事態宣言が発出した場合も、ワクチンの接種証明書などの提示があれば、飲食店やイベントでの人数制限を設けない「ワクチン・検査パッケージ」や海外渡航手続きでの使用を想定しているそうです。(2)
差別するべきでないと言いつつ、結局ワクチン接種の有無による差別が今後もっと広まっていくのでしょう。
さて、身近なところでは、先日金沢の飲食店で初めて『マスクしていない人は入店お断りです!』
と顔を真っ赤にした店員が私の所に来られました。
今までノーマスクでいてもこんな事を言われたことはなかったので驚きましたが、『そちらではマスクしたまま食事されているんですね』と答えて直ぐに退散いたしました。
思考停止がここまできているとは、恐ろしい事です。
国民の側も、コロナウイルス関連の対応について、政府や大手メディアが発信していることを鵜呑みにするのではなく、自分自身の頭でその適切性について考えていただきたいものです。
出典:
(1)法務省ウェブページ:https://www.moj.go.jp/JINKEN/stop_coronasabetsu.html
(2)ワクチンパスポートアプリを公開 政府:https://www.sankei.com/article/20211213-G3RJLTFDUNNDLEMPRFOI55LWZU/
昆 充芳(こんみよし)