初春のオススメレシピ

初春のオススメレシピ
​しいなゆきこ

太巻き・・・節分は過ぎてしまいましたが、太巻きに季節は関係ありません。簡単に作ることができるので、お祝い事やパーティなどにぜひ作ってみてください。旬のお野菜やお刺身を入れてオリジナルの太巻きをご家族でお楽しみくださいね。

◆太巻き

<材料>2本分
・焼き海苔(全型)…2枚
・ご飯…2合分
<A>・酢…50ml
・きび砂糖…大さじ1
・塩…小さじ1
・厚焼きたまご…卵2個分
<B>・みりん…小さじ1
   ・醤油…小さじ1
・干し椎茸…25g
・干瓢…25g
<C>・醤油…大さじ2
・みりん…大さじ2
・きび砂糖…大さじ2
・青菜…1束
・塩
・お好みで、きゅうり、桜でんぶなども

1 (前日の準備):干し椎茸と干瓢の含め煮をつくります。干し椎茸はさっと表面の汚れを落とし、ボウルに入れて水をひたひたに注ぎ、6時間ほどおいて戻します。戻した干し椎茸の軸は結構硬いのでキッチンバサミで切り落とすと簡単です。次に干瓢を水洗いし、鍋のなかで塩(分量外小さじ1程度)をまぶして塩揉みします。そのまま水を注いで火にかけ、10分ほど茹でで柔らかくします。柔らかくなったらザルにあげて冷まし、水気をしっかり絞りましょう。

2 (前日の準備):椎茸と干瓢を含め煮にします。干し椎茸のもどし汁は茶漉しでこして、もどし汁と椎茸に分けます。椎茸の戻し汁250ml(足りない場合は水を足してください)を鍋に入れ、<C>の調味料を加え、落とし蓋をして、椎茸と干瓢を弱火でじっくりと煮ます。煮汁がなくなるまで煮詰めたら、そのまま翌日まで味を含ませておきましょう。ここまでを前日に準備しておくと味が染みて美味しくなります。

3 (当日の準備):椎茸を5mm幅に切り、干瓢は海苔の幅に合わせ18cmくらいの長さに切ります。煮汁が多いときはペーパーで拭き取っておきます。

4 次に寿司飯を用意します。炊き立てのご飯2合に、よく溶かした<A>を入れて、しゃもじで切るように混ぜ合わせます。

5 次に、厚焼き卵と青菜を用意します。卵を割り<B>の調味料を加えてよく溶き、厚焼き卵をつくります。厚焼き卵は1cm角の棒状になるように切っておきましょう。青菜は色よく塩茹でをし、冷水にとって色止めをしてから水気をしっかりと絞っておきます。

6 いよいよ巻きます。巻きすを広げ、その上に海苔をのせます(海苔は光沢のある方が下、ザラザラの方を上にし、短い辺が横になるようにします)。海苔の上(向こう側)を2cmほど残して寿司飯を均一に広げます。このときの寿司飯の目安量は約200gです。巻きすの真ん中あたりに椎茸の含め煮を横一列に並べ、次に干瓢の含め煮、青菜、厚焼き卵とおいていきます。置き方のコツは、バラバラになりやすいものを先におき、転がりにくいものを上に手前に配置すると巻きやすいです。

7 具材をのせたら、手前の海苔を巻きすごと持ち上げ、具材を軽く抑えながら向こう側の寿司飯の切れ目あたりを目がけて巻いていきます。片手で巻きすを握って手前に軽く引きつつ、もう一方の手で奥の巻きすを持って奥へ引き、しっかりと巻きます。巻いた後は巻きすを両手で軽く握って、形を整えます。輪ゴムで止めておくのも便利です。

8 太巻きを切るときはぬれ布巾を用意し、切るごとに包丁をぬれ布巾でふくと、断面が美しく綺麗に切れます。

★今月のmemo★
初春は目に見えなくても自然界では着々と春の準備が進められている頃です。
「春の皿には苦みを盛れ」という諺があるように、春にはデトックス(解毒)作用の高い苦みがあるものや、えぐみのあるものを食べて、冬の間に体に溜まった老廃物の排出を促し、冬から春へとからだをシフトさせます。
この時期に旬を迎える野菜や山菜は、苦みのあるものが多く、それらにはポリフェノールやミネラルが豊富に含まれています。冬から春のからだへと変えていくために必要な栄養素が含まれているのも自然の摂理ですね。

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