仲冬のオススメレシピ

仲冬のオススメレシピ

しいなゆきこ

 

かぼちゃ・・冬至にかぼちゃを食べるのは、風邪を引かないという祈願の意味から。緑黄色野菜の少ない季節に保存ができて、カロチンやビタミンの多いかぼちゃを食べることは先人の知恵だったのかもしれません。



ゆず・・「桃栗3年、柿8年、ゆずは9年でなりにけり」酒の毒を解す江戸時代から庶民に愛されたゆず。果肉部分だけでなく、果汁や果肉も調味料として使われています。日本料理にはなくてはならない冬の食材です。




かぼちゃサラダ



ちょっぴりニンニクが効いたかぼちゃのサラダ。お好みで根菜やミックスナッツやドライフルーツ、クリームチーズなどをプラスして仕上げてください。


<材料>作りやすい量

・かぼちゃ…1/4個(約300g)

・ニンニク…1かけ

・ミックスナッツ…適量(レーズンでもOK)

・醤油…小さじ1/2(醤油麹でもOK)

・塩…小さじ1/2

・ヨーグルト…大さじ1

・あらびき黒コショウ…適量

<作り方>

1 かぼちゃの種とワタを取り、食べやすい大きさに切ります。ニンニクは薄切りにします。
2 鍋にかぼちゃとニンニクを入れ、かぼちゃが半分くらいつかる量の水を注ぎ、塩を入れて強火にかけます。
3 かぼちゃを茹でている間にミックスナッツを砕いておきます。
4 かぼちゃに火が通ったらざるにあげて湯を切ります。
5 鍋にかぼちゃとニンニクを戻し入れて、中火にかけて水分を飛ばします。水気がなくなったら火を止めて醤油(醤油麹でもOK)を加えて全体を混ぜます。
6 かぼちゃを形がやや残る程度に潰し、粗熱が取れたらミックスナッツとマヨネーズ、あらびき黒コショウを加えて和えて出来上がりです。冷たく冷やしても、温かいままでも美味しく召し上がれます。クリームチーズを加えても美味しいです。

 

ゆず茶



木枯らしが吹いたら、暖かいゆず茶で心も体もほっこり。ビタミンC補給になります。体を温めて飲むゆず茶は冷え性対策だけでなく美容にも風邪予防にもGOOD!

 

<材料>作りやすい量

・ゆず…2個

・きび砂糖…大さじ2

・はちみつ…大さじ2

<作り方>




1 ゆずを丁寧に洗い、皮をむいて細切りにします。
2 果肉の部分は果汁を絞って、果汁と果肉に分けておきます。果肉は細かく刻んでおきましょう。
3 細切りにした皮をさっと湯にくぐらせ、ざるに取ります。
4 保存容器にゆずの皮、果汁、果肉、きび砂糖、はちみつを全て入れて冷蔵庫に1週間ほどおきます。
5 はちみつとゆずがなじんだら、定量をグラスに入れて、お湯で割っていただきます。
6 生姜も一緒に入れるとさらに体が温まります。


★今月のmemo★

霜柱が立ち、大根やほうれん草は寒さで甘みが増します。牡蠣、蟹、フグ、鮟鱇、鰤、鱈などが食べ頃を迎えます。寒い日には暖かい鍋を家族で囲むのもいいですね。冬至を過ぎると、年越しや正月を迎える準備で世話しなくなる時期です。空気が乾き、寒さも厳しくなり、喉や粘膜を痛めがちです。ビタミンDやβカロチンを含むものを食べるようにしましょう。

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しいなゆきこ(栄養士、食生活アドバイザー、フードコーディネーター、料理研究家、ガス設備士、ガス器具アドバイザー

小学校の家庭科に「生きる知恵」を見出して以来、衣食住を常に追求し、現在では“人生を豊かにする栄養士”として活動するかたわら、義父母の在宅介護に奮闘中。 毎日の家庭料理が未来の自分のカラダと人生をつくります。自分自身や大切な人・家族のために、人生を豊かにする家庭料理と暮らし方を提案しています。味噌仕込み教室や季節のおうち仕事のワークショップは大人気。

◉活動内容:メニュー開発、レシピ配信・監修、講師、暮らしのワークショップ、ガス工事、ガス器具アドバーザー